CGM New Harmony Church

動物たちの愉快な日常

詩 〜別れ〜

愛する存在の死というのは
思いがけない時にやってくる。
私たちが思っているより
ずっと早く訪れるものだ。
「薬が効かなければ余命は二か月」。
二週間と経たずに
そっとその生を終えたのだな。

「二十一日の間祈ろう」と主が話されて
二十一日目のことだった。
神は真に全てをご存じで、
「試みに遭わないように祈りなさい」と話されたのだ。

二日前、
私の住まいに現れた隣の猫、
癒しのしるしではなく、
別れを告げに来たのだな。

聖霊が母を急がせて
カメラも購入させたのだ。
それゆえ私は今、
穏やかな表情で眠るその愛しい姿を
遠い国から近くで見ている。

カメラを通じて父の後ろ姿が見える。
酒におぼれ、
メディアにおぼれ、
誰の声にも耳を傾けなかったその人が
十四年余り共に過ごした家族の体を優しくなでる。
彼にもまだ
万物を愛する神の心があったのだな。

いずれは父も旅立つ時が来るだろう。
その時は
人が思うより早いかもしれない。
いつも腹を立てていた母も、
その日には
数十年寄り添った夫の死を悼むのだろう。
「言うべき言葉を言えなかった」と
悲嘆に暮れるだろうか。
「神が彼を引き取られた」と
安堵するだろうか。

神よ、どうか彼の罪を赦してくださるように。
神よ、どうか彼から悪魔を退けてくださるように。
主よ、どうか彼を死の谷から引き上げてくださるように。

神は言われた、
「神を愛し生きる者は、
神と共に住まうゆえ、
地における所有を霊でも与える。
地にあるものはまた、
天にもあるであろう」。

彼は人でないゆえ死を見ることはないだろう。
神は彼を天に移され、
また我々が会えるようにしてくださるだろう。
私と母の間に座る彼の姿が目に浮かぶ。
神よ、どうかこの死が母のつまずきとならないように。

この時を前に全てを備えられた神に
感謝と栄光があるように。

ABOUT ME
マシュー
自分の持っているものを使いたい。神様のために生きたい。それが小さな自分にもできる大きなこと。「この人生を後悔のないように生きるにはどうしたらよいのだろう」と、かすかにくすぶる火種のような、ささやくそよ風のような一人の地球の民。