すらりと背の高い母親に、
その膝ほどの背丈の男の子。
母親も大きいが、
子供も小さい。
二人が同じ歩調で歩むゆえ、
一周して戻ってきても、
いまだ同じ通りに姿があり、
変わったことはというならば、
反対の歩道に立っていることだろうか。
神の前では、
人もまたあのようなのだ。
人の千年が、
神の一日。
人と共に歩みながら、
一日が緩やかに過ぎていく。
愛するがゆえ、
その御手を離すことをなさらない。
肉ゆえに心が流れ、
肉ゆえに体は疲れをおぼえる。
考えこそ神になれるが、
それでいて鈍くもろい人間を
獣たちが付け狙う。
一人無防備に歩いていれば
たちまちその霊はさらわれて、
その肉は愚かな考えにふけり、
行いもまた神と遠く離れていく。
それゆえ神も気をもみながら、
人がご自身を探すことを願われる。
永遠な主権者が臨むその場に、
どうして獣が立ち得よう。
光の燦爛たるただ中に
闇は出ていくことすら叶わない。
共に歩み、
共に話し、
さまざまな苦境にも打ち勝ちながら、
神と人が
勝利と繁栄の歴史を築いていく。
CGM New Harmony Church 動物たちの愉快な日常