知恵者は言った
私は王であり
知恵に卓越した者であり
栄えを手にした者である
あらゆる快楽をもって
私自身を試みよう
ご馳走を食べ
豪邸を建て
多くの妻をめとり
笑いに興じ
召使も多く雇い
それらのものに
あまねく終わりを目にして
彼は語った
食べることくらいが
人の楽しみ
労苦して得ることが
人の甲斐か
また世を眺め
善人は長生きするが
悪人が長生きすることもあり
しもべが馬に乗るが
高官が歩き回ることもあり
労苦して得ても
やがては人に渡すことを見て
彼は悟った
地上で報いを得るために
地上で栄えを手にするために
人があるだろうか
人は死に
肉は塵に還り
霊は天に昇る
ゆえに人は神を畏れよ
これだけが道である
知恵者はその後
あじさいほども
着飾ることをしなかった
創造主は言われる
宇宙は私のもの
自然万物も私のもの
栄光も私のものである
それゆえ岩たる牧者は
神を愛して思い悩んだ
王の王であり
霊たる彼に
何が楽しみになり得よう
六千年の歴史を紐解き
彼は悟った
全能者には
人を愛するよりほか
楽しみがないのだ
それゆえ彼は
思いを尽くして人を助け
命を尽くして人を愛される
人にとっても
神にとっても
唯一の愛なのだ
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