燃え盛る山
幾日も
多くの群れ
力を尽くし消そうとしたが
炎の脚は
人を尻目に駆け巡った
自然を前に
人は黙し
心を騒がせるばかりであった
しかし人が目を上げ
神に祈ると
神は雲に命じられ
空は水を出し
山を濡らして
いつしか煙だけがかすかに昇った
静寂の中
神の声だけが
天地に響いた
恵みの雨

燃え盛る山
幾日も
多くの群れ
力を尽くし消そうとしたが
炎の脚は
人を尻目に駆け巡った
自然を前に
人は黙し
心を騒がせるばかりであった
しかし人が目を上げ
神に祈ると
神は雲に命じられ
空は水を出し
山を濡らして
いつしか煙だけがかすかに昇った
静寂の中
神の声だけが
天地に響いた