体が成長し、
知恵が備わり、
知識が身に付き、
そうしてキリストもまた送られる。
されどいくら背丈が伸びて、
岩をも動かす力があったとしても、
また知恵があり、
あらゆる事を判断できるとしても、
はたまた知識に富んで、
さまざまな世界に通じるとしても、
自らの目的を成して終わるのか、
神の願いを成すところに使うのか、
その結末は大きく異なったものになるだろう。
それだから力も要し、
知恵も求められ、
知識も試されるとしても、
まずは神の心を知らねばならない。
神はあらゆる願いを叶えたまうが、
それをもって愛を知り、
それによって神を愛するようになり、
（愛したら、愛される）
そうして人を愛する神の心を知るならば、
いつしか働く力を求めるようになり、
福音を伝える知恵も欲するようになり、
それを成すための知識も願うようになる。
神はそれゆえ力を与え、
知恵を賜り、
知識を授けて、
愛する人の御力となられる。
御力
