CGM New Harmony Church

動物たちの愉快な日常

詩 〜野心作〜

山脈が連なり
小さな山々に囲まれた
標高四百五十メートルの秘境。
ある人が生まれた静かな場所に
彼の言葉を聞こうと
多くの人が集まった。

人々が座れるよう
観客席でも造ろうと
彼は開発を始めた。

いばらとあざみの繁る山奥
鎌で草を刈り
小さなショベルカーで山を切り
つるはしで斜面を砕き
シャベルで土を運び出した。

その人の考え
削った山の斜面に
コンクリートのスタンド。
枠組みまで造ったが
神が止めた。
頭痛のうちに
神は一つの幻を与えた。

勇壮な巨石が天を突き
木々が岩の隙間に根を下ろす
楽園。

技術もない身
その国の技術者たちを呼び
「神が見せてくださった」。
熱心に構想を伝えたが
技術者たち
その人を遠ざけ
自らの経験で
自らの考えで岩を積んだ。
小さな岩で
平べったく
石垣のようであった。
勇壮さは
どこにもなかった。
やがて長雨が訪れ、
彼らは帰った。

取り残されたその人
その人だけが見た幻を信じ
弟子と共に
立ち上がった。

一度目
技術者たちより大きな岩で
もっと高く積んだが
冬が過ぎ
春が来て
石灰石は割れた。

二度目
もっと大きな岩で
もっと高く積んだ。
だが再び
岩が割れた。

三度目
より大きく
より頑丈な岩。
勇壮だと言えた。
しかし豪雨が襲い
土は流れ
雪崩のように
岩が崩れた。

雨だから
徹夜で作業した者もなく
怪我人はなかった。
「ありがたい」と
その人は言った。

四度目
岩の上に岩を積んだ。
これ以上なかった。
彼も喜び
人々も喜んだ。
喜びのあまり
ある人が排水工事を忘れ
やがて雨が訪れた。

もうやめよう。
セメントで固めたらよいだろう。

だが神がなだめ
彼は心をつかみ
また立ち上がった。

五度目
今度こそ崩れない。
完成したと思った。
雄大だった。
皆岩の絶景に登り
「万歳」
神を褒めたたえ
自然の聖殿の献堂式をした。

そうして深く祈っていた
静かな明け方
端が崩れ
轟音が響いた。

やり直すのに
ただ積むだけだろうか。
先に崩れた岩を
取り除くのではないか。

夜を徹して積んだ
一つひとつの巨石。
あるものは
数十トンもあった。
積む時も
除く時も
何度ロープが切れただろう。

一つ取り除くたび
他の岩が倒れた。
解体され
音を立てて崩れていくその様を
どんな心で見つめようか。
恐ろしくも無残なこの姿を
いっそ記念として語り継ごうか。

これで最後だった。
岩盤がむき出しになるほど
掘って
また堀った。
巨石を寝かせ
寝かせた巨石で
そびえ立つ巨石を支えた。
山に寄りかかるように
裾は広く
座りやすく
急な上部は
一層そびえ立たせた。

全ての作品の岩を
惜しみなく使い
中央には
何より大事なその言葉
「命を愛しなさい」。

十五年の歳月
神の許可で私たちが立てたのか。
神が自ら立てられた。

今もたたずみ
これから千年間
なおそびえるその姿
美しく
雄大で
神秘的だ。

索漠とした
地獄のような山奥
造ったら
天国だった。

ABOUT ME
マシュー
自分の持っているものを使いたい。神様のために生きたい。それが小さな自分にもできる大きなこと。「この人生を後悔のないように生きるにはどうしたらよいのだろう」と、かすかにくすぶる火種のような、ささやくそよ風のような一人の地球の民。