「反応が薄い」。
幾度となく聞いた言葉。
気になったことはなかった。
力ある説教に
「アーメン」と答える。
それが反応だと思っていた。
ある人が現れ、
それが反応というものの
ほんの一部にすぎないことを知った。
絶えない対話。
話しているのは私ではない。
才気がにじむ幼少期、
それを包み込む温かな親族、
感嘆すべき能力に、
眉をひそめる覚書き、
胸を打つ孤独と主からの救い。
見せられるものもなく、
私はひたすら耳を傾ける。
いずれも心の門をたたくが、
言葉に詰まり、
生ぬるい共感が口からもれる。
こぼれあふれる恵みの一つ一つに
ふさわしく報いることができないもどかしさ。
「変わらなければならない」。
自ら悟り、
祈り求める。
それゆえ神は
二つのものを一つにされる。
人が人として
より神の願う姿に変化できるように。
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