我が愛する者よ、
あなたはあなたと交わる多くの群れの中で
ひと際目立って美しい。
あなたを取り巻く者たちが声を上げながら波を立てるが、
あなたは驚くことなく、
声を発することなく、
ただ優雅にたたずみ、
そっと首を伸ばして水面を覗く。
あなたの足は短く、
あなたの歩みは速くはないが、
頭を引いてゆったりと足を運ぶあなたの姿は
私の目を捕らえて離さない。
ひとたびあなたが空を舞い、
翼を広げて水面を滑るように降り立つ時には
華麗なしぶきが尾を引いて、
爽やかでありながら繊細な音が立ち起こる。
王があなたを守るゆえ、
あなたを害する者はなく、
あなたを憎み、
それゆえあなたを脅す者が
不快な音と共にあなたのそばを通り過ぎようと、
あなたは王に信頼し、
王に向かってその顔を上げながら
休むことなく進み続ける。
清らかで美しい花嫁よ、
私はあなたの隣に寄り添い、
青い岸から川を見据える。
